コロナウイルスなど,心配する事柄が多いので,最近お腹を抱えて笑うということは少ないかもしれません。
しかし,笑いはユーモアはとても大切です。
笑いの生理学の権威である一人の教授は,「込み上げてくる笑いや声を出して笑うことは,主な身体器官系統のほとんどに影響を与える」と主張しました。
この教授が新聞社に語った言葉によると,笑いに関係した筋肉の運動量は,体操をした時に匹敵するそうです。確かに,笑いすぎると「おなかが痛い!」などといいますよね。腹筋が反応しているのかもしれません。
教授は,笑うことを「体内のジョギング」と呼んでいます。そして興味深いことに,「笑った振りをする」だけでも効果があると述べています。
笑うことにより3分ないし5分間,心臓の動き(鼓動)は倍になり,胸や首,顔や肩,お腹や頭皮などの筋肉を使うことになるとのことです。
心からの笑いは筋肉の緊張をほぐします。その効果によって体の中に蓄積された二酸化炭素を大量に取り除くこともできると述べています。
別の良い影響としては,神経系統が刺激されるので,幸せ感を呼ぶ脳内ホルモンのエンドルフィンと呼ばれる鎮痛剤のようなものの分泌によって痛みが治まり,思考能力が活発化するともいわれています。
確かに,「笑うことはスポーツ」のようなものではないでしょうか。
「不要不急の外出」が自粛されている中,質の良い笑いを心がけるようにしましょう!
家の中でも質の良い笑いを!